独断と偏見で「CoCシナリオ向きの独立種族ランキング」を作ってみた。

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どうも、はぱをです。

独断と偏見でランキング作るシリーズの第三弾ですね。

第一弾と第二弾はこちら↓

▷独断と偏見で「CoCシナリオ向きの旧神ランキング」を作ってみた。

▷独断と偏見で「CoCシナリオ向きの大いなるものランキング」を作ってみた。

今回は、神格ではなく、クリーチャーにフォーカスしていきたいと思います。

公式では3つのタイプに分けられているクリーチャーたちですが、今回取り上げるのは、「独立種族」のクリーチャーです。

たぶん聞いたことのある名前も結構あるんじゃないかな?と思います。

なにぶん、神格に比べてフットワーク軽めで登場させられる子たちが多いですからね。

重すぎないシナリオを書きたいシナリオ製作者さん必見です!

独断と偏見で選ぶ「CoCシナリオ向きの独立種族ランキング」

ととと、本題に入る前に、いつも通り評価基準を明確にしておきましょうね。

今回の評価基準は以下の通り。

  1. 汎用性(どんなシナリオにも対応できる汎用性)
  2. 関係性(絡められる神話生物が多いと発想の幅が広がる)
  3. 強さ(そこそこ強いが、戦って倒せるレベルが◎)
  4. ほのめかしやすさ(登場するまでのお膳立てしやすさは大事)
  5. 見た目の華やかさ(とにかく華やかな見た目の奴らが多いし、印象深さとして重要)

今回も5段階で評価していきます。

所詮クリーチャー、神格ほどSAN値が吹き飛ぶこともないので、SANCのデカさの代わりに、「関係性」という項目を追加しています。

他のクリーチャーや神格と絡めやすい方が、発想の幅が広がりますからね!

またクリーチャーはある程度倒せるくらい強さの方が扱いやすいので、少し評価基準を変えています。

さて、それでは見ていきましょ~~~。

10位ー9点:精神寄生体(P63)

精神寄生体についての説明は、すべての人間の精神を蝕んでいるという前提で話が進みます(笑)

もうそれ以上でも、それ以下でもない。つまり、精神寄生体は人間そのものとも言えるでしょう。

なので、人間を黒幕に押し出したい場合や、集団奇行を起こしたい場合にはめっちゃ使えると思います。

ただ、対処法がマジでないので、結構取り扱い難易度は高いかもしれません。

評価項目 コメント
汎用性 5 人間の行動すべてこいつのせいで終。NHK
関係性 1 鎖国政策中
強さ 1 戦闘で倒すことはまず不可能。そういうのじゃない
ほのめかしやすさ 1 ほのめかすもクソもあれへん。探索者は基本的に気づけないものですしね
見た目の華やかさ 1 見た目とは

9位ー11点:物体X(P102)

物体Xは基本的に人間を食らって成り代わっていく生命体です。

が、その正体は宇宙人であり、高度なテクノロジーを有している可能性もあります。

かなりSFチックな存在で、比較的汎用性は高いですが、そもそも食べられたらおしめーーなので、使いどころを考えないとロスト確定シナリオになってしまうので注意したほうがいいでしょう。

割と倫理観を問うシナリオや思考実験系シナリオで栄えるイメージです。

評価項目 コメント
汎用性 4 変身、成り代わりの能力は汎用性高い
関係性 1 単独犯
強さ 2 戦闘ではかなり倒しやすいと言えるだろう
ほのめかしやすさ 1 ほのめかせる要素の少ないこと。変身能力持ちって結構いるしな
見た目の華やかさ 3 獲物を食らうときにゼリー状になるのはちょっとキモくて私は好き

8位ー13点:アドゥムブラリ(P15)

アドゥムブラリは正直、クリーチャー界のニャルラトホテプだと思ってます。

人間を弄ぶのが好きなので、それを動機として、様々なギミックに対応することができるでしょう。

言い方は悪いですけど、黒幕に困ったらとりあえずアドゥムブラリ出しておけばなんとかなるみたいなところがあります。

ただシティよりかはクローズドのほうが栄えるかな?って感じですね。

評価項目 コメント
汎用性 4 動機付けが楽なので、そこさえ合えばかなり幅広く対応可能
関係性 2 関係性を持っているのはシーカー程度
強さ 3 現実世界の武器は使えないが、魔力を付与した武器であれば割と倒せる
ほのめかしやすさ 2 『イステの歌』とシーカーくらいしかほのめかす要素がない
見た目の華やかさ 2 漆黒の塊……ってクトゥルフにおいていっぱいおるんよ

7位ー14点:クトーニアン(P40)

クトーニアンのいいところは、できることが多いところです。

マレモンで見開き1ページ分も書かれていますからね。その中から使いたいところをピックアップして使うのがいいでしょう。

黒幕的ポジションにも、自然災害にも、使役される存在としても使えるのも便利です。

あと、戦うには強すぎるけど、対処法がしっかり確立されているのもいいですね!

評価項目 コメント
汎用性 3 どこでも会えて、できることが多いので比較的出しやすい
関係性 1 シュド・メルとかドールとかくらいしか関係する神話生物はない
強さ 4 強すぎて真正面で戦うのは厳しいけど、上手く弱点を突けば倒せるところが◎
ほのめかしやすさ 2 地震を引き起こすっていうのはインパクト大きいんだけどな~
見た目の華やかさ 4 THE怪物って感じでSANCも大きくてよい

6位ー15点:シャッガイからの昆虫(P52)

異常さを好むため、それを理由にやりたい放題できるので、汎用性は高め。

「ただ見たかったからやった」でも「アザトースへの信仰のためにやった」でも背景を作ることができます。

そういうわけで、どちらかというと、シナリオの黒幕になりやすい神話生物と言えるでしょう。

他の神話生物と絡めて登場させやすいのも、ありがたいですね。

評価項目 コメント
汎用性 5 動機付けも割と簡単だし、寄生する能力は本当に使いやすい
関係性 3 混血種であるシャッガイやアザトース、ザイクロトルの怪物など色々
強さ 1 シャン単体だとHPが2しかないので雑魚だけど、人間に寄生して程よい感じ
ほのめかしやすさ 3 キーワードもそこそこあり、そもそも頭に寄生する虫ってだけでたどり着ける
見た目の華やかさ 3 印象深い見た目ではあるが、インパクトはそれなり

5位ー16点:食屍鬼(P56)

派手さはないけれど、じわじわと迫り来るようなホラーシナリオを書きたいときには大活躍する食屍鬼。

また、人間と交配するタイプのクリーチャーなので「人間だと思っていた相手が実は食屍鬼だった!」という展開や、探索者自身が食屍鬼になっていく~など色々できて面白いですよね。

あと、彼らの信仰については諸説あり、シナリオに合わせて信仰対象を変えるというのもアリだと思います。

わかりやすい特徴を持ったクリーチャーで、大まかにポイントを押さえておけばあとは何やってもそれっぽくなるので扱いやすいです。

評価項目 コメント
汎用性 3 食事のため、信仰のためなど割と人間っぽい動機付けで出しやすい
関係性 3 諸説あるが、割と信仰は自由で、色々な神を信仰してるくさい
強さ 2 下手すると探索者より弱い。割と4、5体出してちょうどいいくらい
ほのめかしやすさ 5 ほぼ「屍肉を食らう」だけで説明が終わる。あと、『屍食教典儀』ね
見た目の華やかさ 3 クリーチャーらしい見た目だけど、比較的地味な見た目。人間っぽい。

4位ー17点:イスの偉大なる種族(P22)

イスは有名ですよね~、有名すぎるかもしれません。

時間遡行できて、精神交換できるのはチートだし、便利すぎ。

汎用性が高く便利な存在であるがゆえに、様々なシナリオに登場させやすいというのも、彼らの名前が浸透している理由の一つに他ならないでしょう。

探索者の味方寄りのポジションで登場することも多いイスですが、敵に回すと非常に厄介です

なんせ、戦闘で倒すのが結構キツい……。なるべく友好的な付き合いをしていきたいものですね(笑)

評価項目 コメント
汎用性 5 精神交換も時間遡行も行えるし、動機付けも楽なので使い勝手がいい
関係性 4 ティンダロスだけじゃなく、ミ=ゴやクトゥルフとも繫がりあり
強さ 2 HPが割とある上に、8ポイントの装甲が厄介すぎる。攻撃もあたるとやばすぎる
ほのめかしやすさ 2 実はそんなにキーワードがないためほのめかしづらい
見た目の華やかさ 4 しっかり見た目の描写がされていてかつ、かなり特徴的。武器も派手でいい

3位ー18点:ヘビ人間(P104)

ヘビ人間の良さは何と言っても、頭がよく、かなり人間に近い動機を持たせることができること。

食屍鬼などに比べて、割と崇高な目的の元、動かしやすいのが特徴ともいえるでしょう。

あとはやっぱりヘビ人間の中にも、

  • イグを信仰しているヘビ人間
  • ツァトゥグアを信仰しているヘビ人間
  • ツァトゥグアに乗り換えて退化させられたヘビ人間
  • 冬眠していたスリーパーと呼ばれるヘビ人間
  • 人間に擬態しているヘビ人間

などなどバリエーション豊富なのも面白いですよね。

評価項目 コメント
汎用性 5 信仰のため、宗教戦争のため、過去の栄光のため、研究のためなど動機は色々
関係性 4 イグ、ツァトゥグアなどを中心に他にも関係のある神話生物アリ
強さ 2 大抵の探索者より弱い。見掛け倒し感が否めない。複数人出すとちょうどいい
ほのめかしやすさ 3 ヘビの時点で察される可能性は高い。強めのキーワードもちらほら
見た目の華やかさ 4 ヘビだけど人間ですからね、見た目は派手で面白い

2位ー19点:ミ=ゴ、ユゴスよりのもの(P108)

彼らの武器はフィジカルではなく、先進テクノロジー。登場するだけでSFっぽい匂いがしてきます。

シナリオの黒幕となり得る動機もありながら、利害が一致すれば探索者たちを助けてくれる場合もあるでしょう。

ただHPも低く、攻撃の命中率も微妙なので、一般的に戦闘向きの神話生物ではありません。戦闘させる場合は攻撃の成功率のデータをいじるか、複数匹登場させるか、大ミ=ゴにするか……など、手を加える必要があるでしょう。

そもそもミ=ゴが戦闘を積極的に行わず、基本は逃げようとするらしいので、戦闘に発展することが珍しいかと思いますが。

評価項目 コメント
汎用性 5 知識欲のためだけに実験をしたり、信仰のためだったりと動機付けが楽
関係性 5 信仰先は様々で、かつ、同様のハイテク神話生物との関係性にも積極的
強さ 1 ワンチャン一撃で沈められる。攻撃も成功率が低すぎてアテにならない
ほのめかしやすさ 4 特徴的な見た目や、脳缶、ユゴスなどほのめかす要素は多々
見た目の華やかさ 4 ピンク色が派手で可愛い。インスタ映えしそうな見た目が◎

1位ー21点:ティンダロスの猟犬(P79)

基本的に、意思や動機を持って行動するというよりかは、本能的な部分で関わってくるタイプの神話生物ですね。

そのため、たずなを握ってこちらの好きなようにコントロールするのはやや難しいでしょう。

なので、黒幕的なポジションよりは、ギミックとして使う方が使い勝手がいいかと思います。

出てくるだけで華があって盛り上がる存在ではあるので、時間遡行系のシナリオではタイミングがあれば積極的に登場させてみてもいいのではないでしょうか。

評価項目 コメント
汎用性 3 黒幕というよりかはギミックとして登場するイメージ
関係性 4 時間遡行系の神話生物は基本的に関連してくるのでね
強さ 5 ガッツリ戦闘するシナリオで出てくるとテンション上がるくらいの強さ
ほのめかしやすさ 4 猟犬、鋭角、時間遡行、腐肉食らいなど、キーワードはかなり多め
見た目の華やかさ 5 見た目の華やかさはクリーチャー随一。青っぽい膿興奮する

まとめ

まとめ

神格に比べて、クリーチャーは本当に個性豊かだな~~と思う今日この頃。

クリーチャーのほうがやはり相対的にインパクトに欠ける分、シナリオ内での扱いが難しくなってきます。

しかし、シナリオに上手く組み込むことができれば面白いシナリオになることは間違いなしです。

あと、結構独立種族は知性を持っている生物が多いので、独自の文化を持っているのも魅力ですよね。

そういう面に関してはキパコンを読むといいですよ~~~。

ミ=ゴやシャン、食屍鬼、イスなどの文明などについてより詳細に記載されていますので!

気になった方は是非読んでみてくださいね。

以上!!!!!!!!!!!!!!!!!

ほなね~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

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