どうも、はぱをです。
今回はタイトルまんまなんですけど、セッションの見せ場は誰が作るものなのかという話です。
まあ、前提として言っておくんですが、どっちでもいいんですよ。本来。
ただ、私はこう考えてるんだけど~ってひとり学級会をするだけなので、興味がない方はスキップ推奨です。
時間の無駄なのでね。
他人がどう考えてるのか知りたいよって人だけ読んでもらえればと思います。
あ、その前に先に断っておくのですが、ほぼほぼこの話はCoCの話になると思います。
他のシステムでも感じることはありますが、最もCoCが顕著なのでね。
それでは早速ですが本題に入りましょうか!
目次
セッションの見せ場はKPが用意すべき

結論から申し上げますと、私はセッションの見せ場はKPが用意するべきだと思っています。
ただこれは私がKPをするときは、という話なので、他の人の卓に行って「うぉおい!!!KPがちゃんと見せ場用意しろや!!!!」とは言いません(笑)
どうしてそう考えるのか。
私はシナリオライター≒脚本家、KP≒舞台演出、PLは≒役者だと思っているからです。
(もともと演劇をやっていた人間なので、すぐ舞台で例えがちですが、ご容赦ください)
この場合、脚本(シナリオ)を読み、役ごとに適当な見せ場を規定し、配役し、その見せ場を役者に意識させるのは当然演出の仕事ですよね。
ただ、TRPGは舞台じゃありませんから、このような役割分けは本来必要ありません。
しかし、これは私の遊び方としての話になるんですが、私はTRPGをゲームとして楽しんでいるというより、どちらかと言えば物語の創作として楽しんでいます。
なので正直、ゲームクリアは二の次で、最も重視するのはストーリーの面白さです。
まあ、この遊び方を批判される方もいらっしゃるでしょうが、知ったこっちゃないんですよね。
お前に迷惑かけとらんやろ。好きにやらせろや。と思っています。
ととと、それは一旦置いといて。
物語としての面白さを重要視する場合には、全体のまとまりが必要不可欠。
そのため、KPはある程度演出家としての役割を担う必要があると思います。
なぜなら、基本的にPLはシナリオを読むことができませんし、その次の展開を予測することもできませんし、今誰の見せ場なのかを明確に認識することなどできないからです。
当然自分の役割を認識することすらできないPLだって存在します。
この場合、何が起こるかと言いますと「舞台荒らし」です。
端的に言いますと、舞台荒らしとは端役の役者が主役を食ってしまうことを意味します。
舞台荒らしは、役者が自分の役割をきちんと把握できていないから生じるのです。
詳細は是非小学生時代の私のバイブル『ガラスの仮面』を読んでください(笑)
とにかく、舞台荒らしが発生すると物語が云々とかじゃなくなります。
だって、主役がモブに食われてしまうんですから。
物語全体の秩序の崩壊ですよ。
さて、身に覚えはありませんか?あなたの周囲にはいませんか?
人が話している最中に、割り込んで、乗り込んで、見せ場を奪うお喋りさん。
「いいところ」を全て自分が持って行かないと気が済まない目立ちたがり屋さん。
逆に、最初から最後までだんまりを決め込んでしまう引っ込み思案さん。
4人もPLがいるのに、1人だけがずーーーーーーっと喋ってるセッションって、案外なくないんですよ。
それを解決する最も単純な方法が、KP側から役割を与え、見せ場を指定することなのです。
その方が平等でもありますからね。
では、PLは?

「そんなん、与えられるだけの操り人形セッションなんかつまらんわ!!!」
まあ、待ってくださいよ。
言ったじゃないですか。
PLは観客じゃないんですよ。役者なんです。
役者は自分で考える必要があります。自らに与えられた役をどう演じるか。
そして、この物語、この舞台を最も素晴らしいものに仕上げるために、自分はその役を通して何をするべきか。
それを考えることを放棄した結果「舞台荒らし」が起こるわけですからね。
考えましょう。全体の利を。
考えた結果、他の人の見せ場だから一歩引いたところで見ているのと、ただ周りに気圧されて黙っているのとは全然違います。
考えた結果、アドリブで自分の見せ場を作って盛り上げるのと、ただただ目立ちたい一心で喋り続けるのとでは全然違います。
RolePlayって役割演技じゃないですか。役割を演じましょう。
与えられた役割が端役であったなら、端役らしく。
それが主役なら主役らしく。
安心してください。たいてい見せ場ごとに主役は変わります。
セッションごとであるのはかなり稀ですから。
自分の見せ場を作れるのは素晴らしいことです。
ただ、PLは台本を読むことができないので、無理矢理挟み込んだ見せ場によって、誰かの見せ場を潰してしまう可能性がありますよね?
それなら、見せ場を増やすのではなく、与えられた見せ場を最もしっかり演じるにはどうするべきかをしっかり考えたほうがいいと思うんですよ。
量より質です。
だって、TRPGも上演時間がある程度決まっているんですから。
組み込める見せ場の量も限られているんですよ。
「いや、そもそも、なんで周りのことなんか考えなあかんねん!!俺は自分のことしか考えたくないやい!」って方は~……、まあ、仕方ないですね(笑)
TRPGは団体競技(競技ではないが)だと思ってる私とは、考え方が合わないようです。
全員がそれぞれ考えて考えて考えつくした結果、素晴らしい物語になったときの高揚感を味わう瞬間が最も好きですけどね。私は。
まあ、これはとことん舞台製作に脳みそをやられている人間のたわごとだと、流していただいて結構です。
では、シナリオライターは?

KPがそれぞれの見せ場を決定し、それをPLに伝え、PLはその見せ場をどう輝かせるかを考えて与えられた役割を演じる……のだとすれば、シナリオライターにできることは何でしょうか。
正直、シナリオ内で見せ場が想定されていると、KPPLの負担は減るなとは思いますね。
最近CoCで、秘匿HOとか流行ってますよね。
まあ、秘匿に限った話ではないですが、HOものが流行ってます。
基本的にはHOによって物語への関わり方をそれぞれ指定し、シナリオ内でそれぞれのHOに合わせた見せ場を用意していることが多いと思いのではないでしょううか。
他のシステムでもそうですけど、HOって配役に近い機能だと思います。
「これはこういう役で、こういう見せ場が想定されていますよ」がほぼほぼシナリオ内で明確に文章化されているわけですからね。
「じゃあ、全部のシナリオをHOシナリオにしなければいけないのか!」
というお話ではありません。
例えば、CoCであれば推奨技能というものがありますね。
あれが、PL数で割り切れるものにしておけば、ほぼほぼPLはそれぞれ分けて持ってきてくれるでしょう。
「自分は医学系担当、そっちは機械系担当、戦闘はあいつに任せよう!」という風に。
これも立派な見せ場の指定ですよね。
また、シナリオ内に大きな見せ場を4つ用意して、4PLシナリオなら、たいていKPが状況を見つつ1人ずつに振り分けてくれると思います。
たぶんですけど、1人のPLに全部の見せ場を任せちゃうKPはそういないと思いますね。
つまり、何が言いたいかと言いますと、シナリオである程度見せ場を振り分けることを想定しちゃうっていうのも一つの手だと言う話です。
というか、最近HOものがCoCで流行っている裏側としては、その方がシナリオを書きやすいというのもあるのではないかと思います。割と小説に近い感覚で書けちゃいますからね。
縛りが全くない方が、想定しなければいけないことが増えすぎてしまうので、面倒なんですよ実は。
ただまあ、シナリオで見せ場を指定する以上は、平等でないといけないとは思います。
勇者/魔法使い/僧侶/雑魚敵AみたいなHOを設定してしまうと、絶対に雑魚敵Aをやらなきゃいけない人が出てきます。
推奨技能を分けたとして、コンピューターの人はやたら出番たくさんあって活躍しまくるけど、推奨技能に書いてあった歴史は1回だけしか振らず、それで得た情報もしょぼいみたいになると格差が出てしまいます。
確定でモブPCを生み出してしまう構成のシナリオはPLの不満の元になりますので、もし見せ場を固定するシナリオを作成される場合は、気をつけたほうがいいんじゃないでしょうか。
まとめ

まあ、見せ場は結局誰が作ってもいいんですよ。
遊び方は自由ですから。
というかCoC以外のシステムだと高確率でHOによって見せ場が決まっていたり、そうじゃなくてもそもそもシステムで役割分担が自動的に行われる場合が多い気がします。
見せ場をぐにゃぐにゃ考えなければいけないシステムの方が少ないかもしれません。
その上で再度申し上げます。
おそらくですけど、モブばっかりやりたくてTRPGされている方はいらっしゃらないはずです。
その観点で言うと、見せ場が多い人と見せ場がない人が存在するセッションは正直いいセッションだとは言えませんよね?
だから、シナリオを読むことができて、どんなPCが来るのかを把握できて、セッション中にある程度調整できるKPが用意して提示したほうが、平等にはなると思うんですよ。
なので、私はこれが一番平和かな~って思うんですよねえ。
勿論PLが見せ場を作れるなら作ってもいいですが、ある程度周囲の様子を伺って、気を遣える人にだけ許される特権だと思いますね正直。
無理矢理見せ場をねじ込んで増やそうとしたことによって、他人の見せ場を潰して害悪PL認定される場合もありますから気をつけましょう。
シナリオであらかじめ見せ場を用意する場合には、パワーバランスには必ず気を配って組みましょうね!
これは私の自戒でもある!
最初に言ったとおり、別に他人に強要するつもりはないので、勝手にキレて文句言ってこられても知りませ~~~~~~~ん、ぷーーーーい。
ということで、以上!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほなね~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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