どうも、はぱをです。
あなたは凡人ですか?
私は凡人です。可もなく不可もない普通のつまらない人間です。
「自分に何か才能があるとは到底思えない、このまま凡庸に人生を終えるのだろう。」
しかし、私はそれじゃ嫌なので、普通じゃない「何か」になりたくて試行錯誤している最中です。
もしあなたが私と同じように悩んでいるのなら、とりあえず読んでほしい。
『ハイキュー!!』の30巻を。
いや、今更。
もう連載終了してるし、今は『鬼滅の刃』一択でしょ。しかも、30巻ってそんな中途半端な。
そんな声が聞こえてきます。そんなことは重々承知なんです。しかし、何を言われようが、今の私のこの感動を誰かに伝えたくてたまらないから書いているのです。
私がそうであったように、これを読んでいる夢を諦めそうな凡人の心がほんの少し救われるかもしれないから書いているのです。
とりあえず、つべこべ言わずに、読んでほしい。
この記事を読めば、その理由がわかります。そして気付いたら、手元には『ハイキュー!!』全巻が揃っているはずです。そして凡人は凡人なりにやってみようという勇気がほんの少し沸いてくることでしょう。
ちなみに今なら期間限定で、Kindleにて一巻目が読めます。
あとAmazonプライムの方は、アニメが全話無料で見れますよ!
『ハイキュー!!』とは
『ハイキュー!!』とは、古舘春一による高校バレーボールを題材にした漫画作品で、アニメ化や舞台化もされています。
タイトルはバレーボールを意味する「排球」から来ており、そのキャッチコピーは「劇的青春」。劇的青春というコピーあまりにも好きすぎませんか?
あらすじは以下の通り。
ふとしたきっかけでバレーボールに魅せられた少年、日向翔陽。
部員がいない逆風にも負けず、やっとの思いで出場した
中学最初で最後の公式戦で、日向のチームは「コート上の王様」
と異名を取る天才プレイヤー、影山飛雄に惨敗。
リベンジを誓い烏野高校バレー部の門を叩いた日向だが、
何とそこにはにっくきライバル、影山の姿が……!?ボールを落としてはいけない、持ってもいけない、
3度のボレーで攻撃へと”繋ぐ”スポーツ、バレーボール。
だからこそ、少年たちはぶつかり合いながらもたった一つのボールを繋ぐ。
繋いだ先に見える景色を目指して、少年たちはコートを駆ける!!青春のヒリヒリもイライラもワクワクも詰め込んで、
熱血青春バレーボール物語、いざ開幕!!!
主人公の日向翔陽が属する烏野高校バレーボール部は「落ちた強豪、飛べないカラス」と言われています。けれど、日向と影山が入部したことによって歯車が噛み合いはじめ、弱小校だった烏野は全国に向けて躍進していくのです。時にはぶつかり、時には涙を流しながら、それでも前へと懸命に進んでいく彼らの姿を見て、読んでいるこちら側も胸が熱くなります。
また『ハイキュー!!』には個性豊かな選手たちが登場します。そしてひとりひとりが様々な思いを抱えています。スポーツ漫画にしてはかなり心理描写が多く、それだからこそ読者はキャラクターに感情移入し、思わず心を打たれてしまうのでしょう。
『ハイキュー!!』30巻の内容について(※ネタバレを含みます。)
『ハイキュー!!』30巻はどういった内容なのか。
ということを説明する前に、注意してください。ここから先は少しネタバレを含みます。
ネタバレを聞いていても楽しめる漫画ではありますので、大丈夫な方は先に進んでください。大丈夫じゃない方は先に読んでください。
30巻の内容は天才セッター宮侑率いる稲荷崎高校との試合の中盤から始まります。
烏野は実力者ばかりの稲荷崎に苦しめられながらも、なんとかセットポイントに乗り、もう少しで1ゲームを先取できるという場面です。
この章のメインは、表紙にもなっている田中龍之介です。
田中は烏野高校の2年生。その容姿や口調から一見怖そうですが、部内のムードメーカーで常に明るくチームメイトを鼓舞します。入部当初から日向や影山など後輩のことを気にかける理想の先輩でもあります。目立った特徴のある選手ではありませんが、そのメンタルの強さには目を見張るものがあります。
そんな彼が、窮地に立たされるのがこの30巻の見どころです。
稲荷崎高校の作戦により、サーブで狙われ、スパイクは何度やっても徹底的にブロックされる。田中はまったく活躍できず、自分は今日何ができたのかと自問自答しはじめます。
心が折れそう。もうスパイクを打ちたくない。そう思ってしまっても仕方がない場面。
ですが、田中は一度同じような窮地を経験しています。
そして、
「ダセェのは勝負に負けるより、勝負にビビること」
『ハイキュー!!』第263話 パイセンの意地・2より
そう自分自身を励まし、トスを呼ぶ。
けれど、トスは田中にではなく、エースの東峰に上がるのでした。
なぜ『ハイキュー!!』30巻を読んでほしいのか
私が30巻を読んでほしいと思う理由は、その窮地を田中がどのような思考で乗り越えたかにあります。その考え方について追っていきましょう。
絶望的な状況で田中は思うのです。
「俺は普通の人間だと思う。
体格とか能力とかー中略ー
身長は180に届かないだろうし、運動能力に自信はあるけど、
バレー部の中で現時点で、俺が一番である部分は無い。それが何かを諦める理由にはならないし、言い訳にもならない。
ー中略ー
ところで平凡な俺よ、下を向いている暇はあるのか」
『ハイキュー!!』第263話 パイセンの意地・2より
普通だったら、「自分には才能がないから無理だ」と諦めてしまいますよね。
しかし田中は違います。平凡であるからこそ、下を向いていたらダメだと自分に言い聞かせ、めげずにもう一度トスを呼ぶのです。
「できるまでやれば、できる」
『ハイキュー!!』第264話 失恋より
そして、その言葉どおり、ついにブロックを跳ねのけて、田中はスパイクを打ち込みます。その1点によって烏野は第一セットを先取することができました。
田中はこのシーンだけでなく、他の試合でも徹底的に凡人として描かれています。せいぜい「ちょっと威勢がよく、メンタルが強め」くらいの扱いです。
だからこそ、このシーンは必ず凡人の心に響きます。
漫画だから現実と違う?田中はそもそも凡人じゃないんじゃない?
まあ、そんなことを言う人もいらっしゃるかもしれませんし、確かにそうかもしれません。
ですが、よほどの天才ではない限り「できるまでやれば、できる」という考え方は必須だと思います。
凡人が勇気を出すためにはそう考えるしかない。凡人が結果を出すには夢を叶えるにはできるまでやり続けるしかない。
今回はただそれを伝えたかったのです。
凡人でも「できるまでやれば、できる」
あなたは凡人ですか?
私は凡人です。だから、この感動をあなたに上手く伝えられません。ごめんなさい。
なので、とにかく読んでください。実際に読んで感じてみてください。
「できるまでやれば、できる」というのは本当にその通りで、どれだけ失敗しても、最終的にできればいいわけじゃないですか。最終的に「何か」になれていればいいわけじゃないですか。
だから、あなたが「凡人」でありたくないと思うなら、できるまでやればいいんです。まあ、自分は凡人でもいいというのであれば、関係のない話かと思いますが。
ビビって勝負しないだけなら、それダサいですよ。
ガンガン勝負してガンガン負けて、それでも最後に1回勝てたらいい。
その方が絶対にかっこいいですから。
とりあえず『ハイキュー!!』は読め。
ちなみに私は一気に1巻から45巻まで勢いで買ってしまいましたが、真似しないように……。
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