【CoC】秘匿HOPvPシナリオで事故らないように、私が気を付けていること。

秘匿HOPvPシナリオを なるべく事故らずに 乗り切りたいあなたへ

 

どうも、はぱをです。

昨今、私がTRPGを始めたときに比べてという話になるのだけれど。

CoCの秘匿HOPvP(の可能性あり)シナリオがかなり主流になってきたというか、増えてきた印象がある。

秘匿情報をどうやって出そうかなって考えたり、HOに沿ってキャラメイクしたりするのが楽しいと思うタイプなので、私自身秘匿HOシナリオは結構好きだ。

ただやはり、CoCにおける秘匿HOもPvPも遊ぶ難易度は高めだと思う。

ある程度遊ぶコツがいるし、遊ぶメンバーとの相性もあるし、基本的にシステムで規定されているわけじゃないので手探りでの空気読み合戦になりがちである。

そのため事故が起こりやすい。しかも結構大きめの事故が。

だから私は秘匿HOPvPシナリオのPLをする際、そういった事故をなるべく防ぐために、自分の中でいくつかの”決まり事”を持つようにした。

今回はその”決まり事”の話をしたいと思う。

秘匿HOPvPシナリオを遊ぶ上での決まり事

秘匿HOPvPシナリオを遊ぶ上での決まり事

先に言っておくが、これは所謂自分ルールだし、これを守ったからといって絶対に事故らないというわけではない。

「前だけじゃなくて左右後方もちゃんと確認して法定速度での安全運転を心がけてるんだよね~」という話であって、居眠りしていても絶対に事故を起こさない方法とかでもないし、急に横から突っ込んでくるトラックを回避するドライビングテクニックをでもないのだ。

事故るときは事故る。無理なもんは無理。

ただ、事故を起こす確率はかなり減るとは思うし、よりPvPシナリオを気楽に楽しめるようになったとは思う。

なので、秘匿HOPvPシナリオで事故起こしがちだなって人は、もしよければ参考にしてみてほしい。

PLが不用意に攻撃的にならない

PvPするなら絶対に勝ちたい、俺TUEEEってやりたいというPLは一定数いる。

そういうPLの都合で攻撃されたことは何度かあるが、まあ、びっくりびっくりBINBINだった。

人の振り見て我が振り直せ。

というわけで、私は彼らから学んだのだ。

おそらく、そのスタンスでCoCの秘匿HOシナリオには行かないほうがいいと思う。

 

よく「CoCのPvPは口プロレスだ」と言われているのを、一度くらいは聞いたことがあるのではないだろうか?

実際その通りで、基本的にはエンタメを演じる気持ちで遊んだほうがいい。

観客を盛り上げるために殴って殴り返されて、試合終了後に「いやあ、今日の試合、観客沸いてたなあ」ってお互いの肩を叩き合うくらいがちょうどいい。

プロレスラーがリングの上で突然マシンガンを取り出し、相手を一方的にハチの巣にしたら観客はドン引きである。

観客はプロレスラーたちがプロレスをしているのを見に来たのであって、プロレスラーのマスクを被った殺人犯Xの犯行を見に来たわけじゃないのだ。

 

確かにPLが完全勝利を納めたくなってしまう気持ちは……わからんでもなくないけど、それはPLの事情である。

先の例でいえば、殺人犯Xの事情だ。

面白くもなんともない。

だって、攻撃的なPCはまあそれなりの理由があれば許せても、攻撃的なPLはただただ怖いもん。

周囲を不必要に怖がらせたいなら、それでもいいかもしれないが、みんなでTRPGというゲームを楽しみたいと思うなら、PLは不用意に攻撃的にならないほうがいいと思う。

だから、「勝とう」というよりは、「盛り上げよう」という気持ちで臨むようにしている。

いっちょやったりますか~~、ぐらいの感じで。(わかんなかった人は↓を見てくれ)

完全秘匿はしない

CoCの秘匿で難しいのはどこまで秘匿するか、どこで秘匿情報を開示するか、だと思う。

私は割とすぐに情報をぺろりがちなのだが、一応自分の中で基準を設けてはいる。

 

他PCの生死やシナリオクリアに関わりそうなことはなるべく早めに開示しておく。

逆に話さなくてもゲーム上問題なさそうなことに関しては、盛り上がるかどうかを判断基準にして、話したり話さなかったりといった感じである。

ただこの話さなくてもいい部分に関してを匂わせるRPをするのが好きなので、たいていPLにはガッツリ勘づかれていると思う。私はそれでも全然かまわないのでいいのだが。

ちなみに、タイミングも、今話したらおもろいかなと思った段階で話しちゃうので、結構序盤で話してしまって、それをネタに他PCに脅されたりすることもしばしば……。ヘヘッ……///

 

逆に、完全秘匿は絶対にしないと決めている。

上手いこと隠して最後まで行こうとするPLも稀にいるが、正直KPとしてもPLとしても、傍から見てて面白くないなと思うので。

ミステリー小説で全ての伏線が回収されず、謎が謎のまま終了し、あとがきに「あの伏線、実はこうでした」と書かれていたかのような感覚。

最後まで隠し通せた作者は満足かもしれないが、たぶん読者はゲンナリしてしまい、もう二度とその小説を読まないだろう。

だから、私はなるべくシナリオ内で全ての秘匿を出し切るようにしている。

相手に逃げ場を残す

秘匿PvPでたぶん一番やっちゃいけないことは間違いなく、PL間での闇討ち、暗殺である。

これやって、PL同士が険悪になるのは、まあ順当だよねって感じ。

だから、たとえPCが気づけなかったとしても、PLは状況を俯瞰で認識しておくべきだと思う。

違うな。

たとえPCは相手のPCに気づいて欲しくなかったとしても、PLは相手のPLにその状況を俯瞰で認識させるようにすべきだと思う。

相手の逃げ場を作っておくべきなのだ。

間違ってもパーフェクトゲームで勝ちたいとは思わないほうがいいと思う。相手と良好な関係を続けたいのであれば、だが。

 

ただ、誤解がないように言っておくと、全てを馬鹿正直に伝えろというわけではない。

例を出しておこう。

 

PL1はPL2のPCに魔術をかけようとしている。その魔術を使用するためには、相手の顔を30秒間見つめる必要がある。その魔術についての情報をPL2は得ている。

①PL1:「~~~」って言いながら、相手の顔をじーっと見つめます。

②PL1:「~~~」って言いながら、30秒間相手の顔を見つめて、例の魔術をかけます。

③PL1:「~~~」って言いながら、相手のほうを見ました。

④PL1:(KPへの秘匿で)魔術使いたいです。

①くらいまで言えば、情報を得ていれば気づけると思う。

そう、大事なのは、気づかせようという気持ちを持って表現することだ。

②までやれとは言わない。

ここまでやる人がいたら私は「たぶんめっちゃいい人なんだろうな(笑)」って思うw

まあ、やりたい人は全然やったらいいと思うけど、このレベルまでやれって言いたいわけではない。

逆に③は、相手のことを一回も見てないっていうことを今までずっと強調してきたのであればいいけど、そうじゃないなら闇討ちに当てはまると思う。

そして、④。これはアサシンのやり方。

回避のしようがなさすぎる。

 

うーん。

どちらかというと、これはKPにも関係がある話かもしれない。

私がKPのときは「じゃあそれをRPでどうぞ」って言ったり、必要だと感じればさらに〈アイデア〉を振らせたりする。

たとえ完全に秘匿で使える能力をそのPCが持っていたとしても、たとえ1クリが出ていたとしても、相手に状況を伝え、相手PLの発想+出目次第で回避できるようにするべきだと思っている。

それが、フェアというものだ。

逃げ場も与えず「もう起こっちゃったんで!」で、PCが死んだとして「もう起こっちゃったなら仕方ないですね~~」って心の底から納得してくれるPLはたぶん少ないと思う。

 

確かに、自分の行動を通したい思うのは当たり前のことだ。

だが、逃げ場もなく、理不尽に追い詰められた相手の立場に立って考えてみたらどうだろうか。

……少しでも自分が同じことをされたくないと思ったのであれば、しないほうが吉だろう。

PvPに関わる行動をランダムダイスで決める

たとえば他PCvs自分になって、攻撃方法や攻撃対象の選択肢が複数あり、「絶対にこいつを優先して殺さなきゃいけない!」など何かしらの理由がPCの中にないのであれば、ランダムダイスで決めちゃったほうがいい。

なぜか。

PL自身が選択すると、たとえ100%恣意的に選んだとしても、その頭を覗くことができない以上、あるはずもない何かしらの理由を勝手に想像されてしまう可能性があるからである。

 

逆に「そんな大事なことをダイスで決めるなんて!」って言う人もいるかもしれない。

でも、結局理由もなく適当に選ぶのであれば、その実同じなのである。

なら、せっかくのTRPGなんだし、ダイスで決めればいいと思う。

ただそれだけの話だ。

 

ちなみに最近、私はPCの行動などもchoiceで決めるようになった。

もちろん、どれにすべきか悩んだときだけだが。

おかげで「ダイスがそういうなら仕方ないな」と割り切ることができるので、比較的心が楽になった。

だから、重すぎて決められない選択はダイスに逃げるのもアリだと思う。

それに、ランダムで決めてから、どうしてそうしたのかという理由を考えるのもまたオツなのだ。

「絶対に殴らない」子は連れて行かない

私もTRPGをはじめたばかりのころは、「殴り返して険悪になるくらいなら、絶対に攻撃しない子を連れて行こう」っていうのをやっていた。

今思い返すと、めっちゃ他PLにもKPにもシナリオにもすっごい失礼だったなと思う。

でも、こんなふうに対立を恐れるあまり、ガンジーになっちゃうって人結構いるんじゃないだろうか。

特に以前の私みたいに、TRPGはじめたばっかの人とかに多いのかもしれない。

 

実はこれ、最初に言った「PLが不用意に攻撃的にならない」ってやつと同じなのである。

対極的なように思えるかもしれないが、本質は同じ。

対立したくないというPLのエゴからくる行動だからだ。

先ほどのプロレスの話をもう一度持ち出すことにしよう。

プロレスを見に来た観客は、ふたりが派手に戦う姿が見たいのであって、棒立ちの人間がなすすべもなく死んでしまう姿を見たいわけじゃないのだ。

だから、リングにはある程度、殴り返せる子を上げたほうがいいだろう。

 

特に、秘匿HOPvPシナリオにおいて、HOに背いてでも無理矢理PvPを避けるのは、相当の悪手だと思う。

確かにそのほうが平和にセッションを終えられるかもしれないが、シナリオで想定されている面白さを味わうことなく終わってしまう可能性があるからだ。

それならば、お互い正々堂々殴り合ってスッキリ終わったほうがいいと私は思う。

し、一応シナリオ製作者として言わせてもらえば、「そこまでPvPを避けたいのであれば、PvPする可能性のあるシナリオで遊ぶな。シナリオがつまんないと思われるだろ!!!」である。

 

確かに、無理してPvPをする必要はない。しかし、無理矢理HOやPCのキャラクターを捻じ曲げてまでPvPを避けるのもよくないと思う。

PvPの可能性が1㎜でもあると事前に伝えられているのであれば、対立構造を楽しむ心を持っていくべきなのだ。

だから、「絶対に殴らない」子は連れて行かないようにしたほうがいい。

「絶対に殴らない」子はPvPの可能性のない協力型のシナリオに連れていこう。

最悪の場合はブロックを視野に入れて遊ぶ

最悪の場合はブロックを視野に入れて遊ぶ

以上が、私がCoCの秘匿HoPvPシナリオでPLをするときに、胸のうちに留めている”決まり事”である。

基本的には勝ち負けじゃなくて、どうやったらフロアが沸くかを考えて遊ぶのが、私なりの秘匿HOPvPの遊び方である。

これが私の安全運転の考え方。

 

でも、いくら安全運転をしていても、急に突っ込んでくる暴走車両が消えるわけじゃない。

完全に無事故に抑えるのはたぶん無理。

たとえ今まで事故に遭ってなくても、これからはわからない。

じゃあ、いざ暴走車両が突っ込んできた場合どうすればいいのか。

 

まあ……シナリオ終了後、ブロックしてもう二度と遊ばなければいいと思う。

 

「安全運転してた私に追突してきたんですけど!??!???エーーーーッ!!!??信じられない!!!!!マジムリブロック!!!!!!!!!」

でいいと思う。うん。

 

くれぐれも、セッション中に不機嫌になったりしてはいけない。

不機嫌になると、あなたが120%悪くなくても、周囲の心証が悪くなってしまうから。

セッションは急にでっかいゴキブリが乗りこんできたなくらいの気持ちでとりあえずさくっと終わらせて、その後で間髪入れずにブロックすればいい。

ゴキブリ相手にゴキジェット撒いて何が悪い。

これに関してはどっちが悪いとか、そういう次元の話じゃないからもう。種族の違い。

 

そういうわけでね。

「最悪の場合はブロックすればいいや。自分はブロックされないように本当はゴリラなんだけど、人間のフリするけどね」

くらいの気持ちで遊ぶのがいいと思う。

気楽に。

 

以上!!!!!!

ほなね~~~~~~~~~

 

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